「うちの会社にそんな価値が?」社長が驚く自社株評価の裏側と、円滑な引き継ぎのコツ_119

対象読者: はじめて相続を経験する方
所在地: 神奈川県二宮・大磯・国府津・小田原・平塚

神奈川県二宮・大磯・国府津・小田原市・平塚市エリアの方限定!まつお相続税理士事務所にご相談ください。

初回30分無料相談はこちら

はじめに

「うちは上場もしていない小さな会社だから、株の価値なんて額面通り(5万円など)だろう」

もしそう思われているなら、非常に危険です。

長年経営を続けてきた中小企業の株式は、税務上の計算をすると、驚くほど高額になっているケースが多々あります。1株5万円だと思っていたものが、10倍、20倍の価値になっていることも珍しくありません。今回は、経営者が知っておくべき「自社株評価」の真実と、次世代への賢いバトンの渡し方を解説します。


預金よりも重い?非上場株式が「相続税の地雷」になる理由

自社株の恐ろしさは、「価値は高いのに、換金できない」という点にあります。

相続税の通知が来て初めて「自社株の評価額が数億円だった」と知り、それを払うための現金がなくて、会社が倒産危機に追い込まれる……。これは決して他人事ではありません。


自社株はどうやって評価される?2つの主要な計算方法

非上場株式の評価は、主に「会社規模」によって以下の2つを使い分け、あるいは組み合わせて計算します。

計算方法特徴評価が高くなる要因
類似業種比準方式上場企業の株価をモデルにする利益が多い、配当が多い、純資産が大きい
純資産価額方式会社の資産を相続税評価額に引き直す不動産を持っている、内部留保が厚い

「利益は出ていないけれど、昔買った土地が値上がりしている」会社や、「資産はないけれど、毎年しっかり利益が出ている」会社など、どちらの方式に比重を置くかで、評価額は大きく変わります。


2026年、事業承継税制の「その後」をどう乗り切るか

事業承継税制(特例措置)の「特例承継計画」の提出期限が過ぎた今、経営者が次に考えるべきは「実行」と「継続」です。

税制を活用して納税を猶予するだけでなく、その後の「事業の継続」をどう担保していくか。制度の枠組みを理解した上での、より実務的な伴走支援が求められる時代になっています。


自社株評価を下げる「攻め」のタイミング

評価額は常に一定ではありません。意図的に「株価が下がるタイミング」を作り、そこで贈与を行うのがプロの戦略です。

  1. 役員退職金の支払い: 多額の退職金を支払うと、その年の利益が減り、純資産も圧縮されるため、株価が一時的に下がります。

  2. 設備投資: 工場の建設や機械の導入などで多額のキャッシュが出ていくタイミングも、評価を下げるチャンスです。

  3. ホールディングス化: 持ち株会社を設立し、グループ全体の資本構成を見直すことで、長期的な評価の安定化を図ります。


争族を未然に防ぐ!「株の分散」を避ける対策

「子どもが複数いるから平等に」と、株を分けて相続させるのは禁物です。

株が分散すると、将来的に経営の意思決定がスムーズにいかなくなるだけでなく、親戚間での「株の買い取りトラブル」に発展します。

「株は後継者へ、他の財産は他の兄弟へ」といった、遺言書による事前の調整が不可欠です。


まとめ

自社株の承継は、一朝一夕にはいきません。株価の計算、節税スキームの構築、そして何より親族間の理解。これらをすべて整えるには、5年、10年という歳月が必要です。

「まだ引退は先だから」と考えず、まずは現在の自社株がいくらなのか、健康診断を受けるような気持ちで確認してみることから始めてみませんか?

対象読者: はじめて相続を経験する方
所在地: 神奈川県二宮・大磯・国府津・小田原・平塚

神奈川県二宮・大磯・国府津・小田原市・平塚市エリアの方限定!まつお相続税理士事務所にご相談ください。

初回30分無料相談はこちら

もしよろしければいいね!やフォローお願い申し上げます。

最新の情報をお伝えします。

投稿者について

松尾大志

■九州・福岡県出身 1979年11月生まれ 妻と子3人家族 犬好き 
■松尾大志税理士事務所 代表税理士 所属:東京地方税理士会 平塚支部 登録番号:143396
■税理士試験5科目官報合格 
合格科目 簿記論・財務諸表論・法人税法・消費税法・相続税法
■事務所経営の傍ら、㈱TAC税理士講座「相続税法」非常勤講師を兼務
■平均年齢65才以上といわれる税理士業界では、若手に分類されるアラフォー税理士です。
若さを活かしフットワークの軽い、話の分かる税理士であることを信条にしています。
■相続税申告、生前贈与対策、事業承継対策、準確定申告、贈与税申告、不動産評価、未上場株価評価、相続手続き代行を中心にお客様の安心のためのお手伝いをさせていただいております。ご要望を傾聴し、心に寄り添えるような仕事を目指しています。
■経歴
・相続税申告100件以上、株価評価100件以上、不動産評価100件以上の相続税評価実績あり
・東証一部上場企業㈱キャピタルアセットプランニングにて、相続事業承継コンサルティング業務に従事
・複数の税理士法人にて相続税申告、事業承継対策、法人税申告、所得税申告、消費税申告、財務経理アドバイザリー業務に従事
■これからの展望
・不動産好きが高じ、ついに不動産鑑定士の資格取得を決意。2024年合格予定? 事務所経営の傍ら日々勉強中
税理士×不動産鑑定士のダブルライセンスを目指す。相続税申告、生前贈与対策、不動産評価、株価評価に特化した組織経営を目標に一歩ずつ日々前進しております。
連絡先 e-mail:matsudai1117@gmail.com ☎090-5481-8126※営業の電話は固くお断りします。お仕事のご依頼お見積りご相談専用の電話番号です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です